ボナ、ボナ、ボナ

前回からの続きです。
リチャード・ボナの音楽性は、コンサートに行くと、すぐにわかると思います。
ロックとかジャズとかのジャンル分けは必要ない、新しいポピュラーミュージックが繰り広げられます。
このライブを少し。


ボナのコンサートは、ブルーノ−トが多いですが、私は、いつも、席は前のほうに行って、
目の前で見るようにしています。私が今までに行ったコンサートは3回(2006.2.19横浜、
2007.2.23東京、2008.10.18東京)で、そのときのチラシは以下のものです。毎年来て
いますから、今年も来日が期待できるように思います。



ボナのソロアルバムは、下の写真で、右上から下に、次は右上隣から下にという順番で
年代順に並べました。最後の左のものはDVDです。
1)シーンズ・フロム・マイ・ライフ (1999)
2)レヴランス (2001)
3)ムニア〜ザ・テイル (2003)
4)トト・ボナ・ロクア (2004)
5)ティキ (2005)
6) ボナ・メイクス・ユー・スウェット(2008)
7)アフリカン・テイル [DVD](2005)
2)では、NHKみんなのうたに使われた「風がくれたメロディ」が、日本盤には入っています。
日本語でボナが歌うのですが、なごみますね。そういえば、宇多田ヒカルの「ぼくはくま」も、
みんなのうたですが、これもいいです。
4)は、ロクア・カンザとジェラルド・トトというボーカリストと組んだアルバムで、すばらしい
ボーカルで溢れています。今年は、このユニットで、ツアーをするという話を聞いた記憶があり
ますが、そうならば、それも見たいです。
一番新しいのは、6)の初のライブアルバムですが、この中の4曲目のサマオウマという曲では、
脅威の多重録音による一人アカペラをやります。これは、山下達郎もびっくり。2007年のコンサ
ートでもやりましたが、初めて聞くと何をやっているのかわかりませんが、
1)はじめは、何か鼻歌を歌っているように、ボナがスキャットをします。このときは、会場のほとんどの人は、何が始まるのかわかっていません。
2)次には、先ほどのスキャットが流れてきて(録音したものが流れて)、ボナが、また、声を発します。
このときにもまだあまりわかっていないのですが、さらに2)を繰り返して行くと、壮大なボーカルのコーラスによる、音楽が完成し、鳥肌ものになります。こういうことが、さりげなく、生でできるなんて、本当の音楽家だなと思います。
だんだん、日本でのボナ人気も高くなってきていて、コンサートの動員人数も増えて、期間も
長くなっています。興味を持ったなら、ぜひ、コンサートに行ってください。
ところで、京都の宇治にある喫茶 えぜこは、1週間後の6月7日の日曜日に開店いたします。おいしいコーヒー(珈琲)と本と音楽をご用意しています。皆様のご来店をお待ちいたしております。
ぼんやり、しませんか。