ケーシー&ジョジョ(K-Ci & JoJo)の「ラヴ・オールウェイズ(Love always)」の深いソウル度

ソウル・R&Bシリーズ第3弾
K-Ci & JoJoは、Cedric "K-Ci" HaileyとJoel "Jojo" Haileyのヘーリー兄弟によるR&Bのデュオグループ名。この「ラヴ・オールウェイズ(Love always)」は1997年のデビューアルバム。 R&Bのグループって日本も含めてたくさんあるが、他とはっきりと一線を画すのは、兄のK-Ciの圧倒的なディープな歌唱力で、私は歌っているのを聞くと、地面にしっかりとそびえ立つ太い一本柱を思い浮かべてしまう。教会でのゴスペルで鍛えてきた歌唱力は素晴らしいし、オーティス・レディングなどからのソウルがここに引き継がれている。
 オープニングのHBIは、何度聞いてもすばらしい臨場感のあるライブだが、残念ながら少しで終わってしまう。擬似ライブかもしれないが、この短いオープニングはK-Ci & JoJoの全アルバムの特徴でもある。2曲目の「Last Night's Letter 」からK-Ci節が炸裂していくが、アップ、ミディアム、バラードなど多彩で、どれも曲が良い。いいアルバムです。

ラヴ・オールウェイズ

ラヴ・オールウェイズ