オーティス・クレイ(Otis Clay)の「ライヴ!(Live!)」のディープな名唄

ソウル・R&Bシリーズ第2弾
プリンスの「アート・オフィシャル・エイジ」は、その後も何度も聞いている。それまでは、安室奈美恵の「Can't sleep, can't eat, I'm sick」を聞くと、あっ、プリンスだと勝手に安室チャン越しにプリンスを幻視したりしていたが、今のプリンスがプリンスだという当たり前なことに思い至り、素直に「アート・オフィシャル・エイジ」を楽しんでいる。
そんな中で、去年末にソウルの名盤がCD化された。オーティス・クレイ(Otis Clay)の ライヴ!(紙ジャケット仕様) 。これはアナログレコードで持っていたが、4年前の断捨離で買取処分をしていた。その後、CDとしてまだ発売されていなかったのを知って悔しい思いもしたが、めでたくデジタルリマスターCDに。
1978年当時、O.V.ライト(O.V.Wright)が病気で来日できなくなったので、急遽オーティス・クレイが起用されたというコンサート。単なる代役ではないという本人の意地もあったと思うが、すごい感動を呼んだライブであることは、これを聴けばわかる。「Let me in」,「Precious precious」などの名曲を含め、ディープな名唄が楽しめる。なお、そのビクターよりハイレゾ音源も出ているので、好きな人はこちらもお勧めします。