ビートルズと浜田真理子と薪能


The Beatlesザ・ビートルズBoxは、9年9月9日に、それにしても高いなということでamazonで購入。全14作がめでたく新デジタルリマスターで、マスターテープは古くても音はやはり良い。最近はやりの暖かい音のリマスター。1枚ずつ対訳を見ながらじっくり聞いている。とっくの昔にこんな音楽をやっていたのだと改めてため息が出る。
10月は、いつも行くコンサートとは雰囲気が違う公演に続けて行った。
10/3(土)は三軒茶屋浜田真理子のコンサート(於:世田谷パブリックシアター)に。久世光彦のマイ・ラスト・ソングにちなんだ歌がピアノ弾き語りで歌われた。ビロードのようななめらかな声質で、ブギウギタッチのピアノでの歌などの後半が印象に残った。コンサートで話のあった美空ひばりの件が気になり、帰りに、本屋でベスト・オブ・マイ・ラスト・ソングの文庫本を買い、三軒茶屋といえば(普通の人はそうではないと思うが・・・)ということで、たこばかりの料理を出す念願の「たこ林」で、たこしゃぶ、たこ刺し、たこ天、たこ飯などを食べて満足して帰宅。
10/11(土)は、新宿御苑での薪(たきぎ)能に。台風一過後で快晴の18:15から、狂言(業平餅)と能(葵上)を鑑賞。電車で見たポスターと狂言での野村萬斎の名に感じるところがあり、チケットを予約し、中学生以来なのでほぼ初めての生の狂言と能を見た。博物館などで使うイヤフォン付のオーディオガイドが無料でサービスされ、公演中に説明が聞けるなど、少しでも分かりやすくしたいという開催者の気持ちが汲み取れた。ただ、狂言はそうでもなかったが、能の謡は聞き取りがやはり難しいところもあり、この辺は強化を予定。葵上は、源氏物語での六条御息所の生霊に葵上が苦しむ話で、谷崎や瀬戸内ではなく、橋本治(ファンです)の窯変 源氏物語(文庫)が買ったままで未読なので、これから読んでいこう。新宿に行ったついでに、Diskunionでトーマス・マプフーモ(ジンバブエ)のトイ・トイ(2003年作)とヨルゴス・ダラーラス(ギリシャ)の寂れた村(2008年作)を購入。
 あさっては、いよいよリチャード・ボナの新作の発売。デビュー10年目のCDということで楽しみです。