東日本大震災

私の勤務先は、神奈川県央です。今回は、少しも音楽雑記ではないのですが、3/14(月)に安否を問われて、当日にすぐ返答したメールの一部を加筆して掲載することにしました。
3/11(金)の14:46の地震発生時は、勤務先のビルの7階で打ち合わせ中でしたが、関東では時々来る地震の揺れだした兆候と同じで、もう少ししたら終わるかと思っていたら、左右に大きくゆっくり揺れることが長く続き(2〜3分程度)、1回は縦に揺れたかもしれません。こんなに長いのは初めてで、ゆれが落ち着いてから、仲間がすぐにネットでみて、「震源は宮城」、「震度は7」と言ったので、神奈川でこんな状態だからとんでもないエネルギーの地震ということはすぐにわかりました(後のニュースで、実際には点ではなく、約500Km×200Kmもの領域で連動して起こったという大変なもので、阪神大震災の3000倍のエネルギーであることを知りました)。その後も何度も揺れましたが、状況を知る上で、まだスマホではない携帯電話のワンセグが役に立ちました。津波などによる死者が1万人を超えそうとのことで、言葉になりません。無念にも亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々に謹んでお見舞い申しあげます。
ところで、福島原発ですが、廃炉による損失などを当初考えていたふしがありますが、マスコミのうんざりする的外れな非難に対して、何とか、排気や冷却で、最悪の事態にならないように現場の人々が種々の案を出して慎重に努力していることは、医者の大手術のようで、敬意を表します。このまま、無事、終結してほしいと願っています。
計画停電に伴う公共交通機関の変則的な運休で、毎日の通勤の対応がなかなか大変です。また、計画停電は1日に1回か2回、それぞれ3時間程度実施というものですが、勤務先の例では、突然の停電で装置が破損しないように、その都度、事前に停電させます。このため、停電が実施されなくとも、安全な場所に移動させられて仕事が中断するので、大変能率が悪いという問題があります。似たような対処の会社も多いと思われ、このままでは、日本の経済的損失はさらに大きいものになるでしょうから、国が対応する方が良いと思います。提案としては、今行われている計画停電を止めて、まずライフラインである公共交通機関は通常ダイヤで必ず動くことを保証します。次に、節電を心がけることを前提として、計画停電の対象地域の会社は、月〜金曜でどれか1日を休日として停電とすることを立法化すれば(要は週休3日制です)、1週間分の計画停電の約3時間×5日の節電ができ、仕事も通常のようになると思います。5日分を4日でこなすことに慣れれば、それはそれで、高コスト体質という日本の課題を解決できる今後の日本のあり方を示唆しているのかもしれません。