The Doobie Brothersの「運命の掟」

住み慣れた神奈川から3月末に引越した。引越し先の整理などに追われていたが、持ってきたオーディオも再セットアップし、ささやかながら音楽をまた聴き始めている。引越し直前の3月に、東京・町田のディスクユニオンで、たまたまドゥービー・ブラザーズ (The Doobie Brothers)の運命の掟(Livin' on the Fault Line)の紙ジャケ・リマスターの中古を見つけ、購入したが、まだ聴けていなかった。このアルバムは、1977年の発売当時から愛聴したし、CDも聴いていたが、Doobieのリマスター化では遅れていた。
 改めて聴くと、やはりいい。始めの3曲の流れは特に素晴らしくて、オープニングのキーボードの出だしだけでぐっとくる。一聴すると軽く感じるのだが、重みを持っている。しなやかな気合が入ったというか・・・。ギター、ボーカル、ブラスなど全てが引き締まっているが、でも聴いていても疲れないし、逆に疲れがとれる。2曲目のエコーズ・オブ・ラブは名曲だし、なんといっても、「♪〜エコーズ・オブ・ラブ・・・」でのファルセットのコーラスがかわいい。そして、3曲目のリトルダーリン(カバー曲)のメロディの親しみやすさなど、大変素晴らしい。その後も、You belong to meや、お気に入りの7曲目の嘆きのハート(Nothin' but a heartache)など、どの曲もいい。軽そうで、しなやかで、でも重心は低くという、良いアルバムです。
 さて、この9月に、お気に入りのピーター・ゲイブリエルPeter Gabriel)のSoの25周年記念エディションが出るということで楽しみにしている。でもCDのリマスターだけのようで、以前出ていたSACD盤も出して欲しいと思っている。