akikoの「リトル・ミス・ジャズ・アンド・ジャイヴ(Little miss Jazz & Jive )」

昨年はほとんど映画を見に行けなかったが、ここ最近、休日は映画(BD)を見て気分転換をする余裕が出てきた。SFは昔から好きなジャンルで、気になっていた「世界戦略:ロサンゼルス決戦」、「スーパーエイト」、「カウボーイ&エイリアン」などを見たが、どれも肝心のエイリアンの姿でがっかりであった。クリーチャへの思い入れがいまいちで、内容も含めて「第9地区」のほうがはるかに良かった。ところで、あの大好きな「ブレードランナー」や、「エイリアン」のリドリー・スコットが久しぶりにSFに取り組んだ「プロメテウス」が8月24日にロードショーということで、これは期待せずにはおられない。また、7月27日にはクリストファー・ノーランの「ダークナイト ライジング」公開もあり、これも楽しみである。でも、SFばかり見ているわけではなく、この6月には評判のウディ・アレンの映画「ミッドナイト・イン・パリ」を見に行った。パリでの旅行中に1920年代に戻ってしまう物語で、これは楽しめた。ヘミングウェイフィッツジェラルドなどが登場するが、音楽はポール・コーター。 
1920年代まで戻らなくとも、50年代のスウィングジャズなどを今風に歌うのが、akikoの「リトル・ミス・ジャズ・アンド・ジャイヴ(Little Miss Jazz & Jive)」。akikoの声がわずかにかすれているのがいい。1曲目の「スウィングしなけりゃ意味ないね」から2曲目の「アラウンド・ザ・ワールド」の軽快で小気味いい展開は見事。また3曲目「フラット・・・」や4曲目の「イズ・ユー・・・」,5曲目の「アイ・ウォント・ユー・・・」はいくぶんハードとなるが、特に、ジミー・スミスばりのハモンドオルガンの見事な演奏による盛り上がりもいい。その後、「ミスター・サンドマン」でほっとさせる。ハープの演奏も美しい。残り2曲も軽快に終わる。全部で26分であるが、起伏にとんだいいアルバムです。

Little Miss Jazz And Jive

Little Miss Jazz And Jive

  • アーティスト: akiko,EDWARD FARLEY,RED HODGSON,MIKE RILEY,KONISHI yasuharu
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2005/11/23
  • メディア: CD
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